小さなチーム、大きな仕事: 37シグナルズ成功の法則 を読んだ
小さなチーム、大きな仕事――働き方の新スタンダード (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ジェイソンフリード,デイヴィッドハイネマイヤーハンソン,黒沢健二,松永肇一,美谷広海,祐佳ヤング
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2016/12/08
- メディア: 文庫
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どんな本か?
37signalsが取り組んできた働き方・ビジネスの考え方が描かれている本。
前々から気になっていたけども、今回手に取ったきっかけは、SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアルで触れられていたから。あっさり読めるし、読んでよかった。
感想
リーンスタートアップのような考え方がベースにあるように思った。「小さなチーム」というのがあるけれど、小さなチームでなくても、参考になることはたくさんあるし、むしろ今後は大企業でもこう言った考えを持っていないと生き残れないように思っている。
この辺のところは特に印象に残った。
- 制約を受け入れる
- 芯から作る
- 競争相手以下のことしかしない
- 顧客の声を書き留めてはいけない
- 競合相手に教える
中でも、「競争相手以下のことしかしない」は、一番印象に残った。 製品開発、新規事業などなどをお手伝いすることがあるけれど、どうしても他社・他社製品よりもより多機能・高機能というところに目が行きがちになってしまう傾向にあると思うので、「なるべく小さく、なるべく無駄をそぎ落とす」とういうことは意識していきたい。
あと、この本の日本語版の初版が2010年(おそらく)というのにも驚いた。 リーンスタートアップの日本語の初版が2012年(おそらく)でそれよりも前だし、2010年の段階でこんな考え方をしていたのはすごいなぁと心から思った。