「Joy,Inc. 役職も部署もない全員主役のマネジメント」 を読んだ
- 作者: リチャード・シェリダン,原田騎郎,安井力,吉羽龍太郎,永瀬美穂,川口恭伸
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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周りの人が読んでよかったと言っていたので、読んでみた。読み初めは、「タイトルのJoyってなんだろうなー・・・」って半信半疑で読んでいたが、冒頭のこのフレーズが刺さった。
なぜ喜びをあえて取り上げる必要があるのだろう?
(・・中略・・)
チームのうち、半分が喜びを持っていて、半分が喜びを持っていないとしたら、あなたの理想のプロジェクトにはどちらの人を入れたいと思いますか??
喜びとか、そういうものは、なぜか知らないけど、仕事の上では、その価値が低く見られがちだけども、
「喜びがあるチームだから、生産性が高そう」
「喜びがあるチームだから、一緒に働きやすそう」
・・・というように、生産性や働きやすさの土台・1つ上の概念として考えてもいいようなことなんだなと。
考えて改善していくことの大事さ
この本で、XP、スクラム、ラーニングランチ、カンバンなど、メンロー・イノベーション社の色々な取り組みが紹介されていたけれども、その取り組み自体を参考にするというのも、良さそうだけれども、多分本質は「良い方向に向くように考えて、実験して、常に改善していく。そして、それを行える土壌を作っている。」ということなんだろうなと思った。
「喜び」をメインテーマにして、いろんな実験をして、改善していった結果が、本に載っていることなんだろう。