どらちゃんのポッケ

R・統計・技術メモなど勉強ログ置き場

最近気になった人事・組織・チームの作り方のニュース(11/14)

岡田武史澤穂希が語る「短所を克服しないマネージメント術」

http://citrus-net.jp/article/8592

印象に残ったのは下記の文章。

その理由は、80点の選手を何人集めても、最高レベルは80点までにしかなりませんが、それぞれ異なる部分で100点を持った選手を組み合わせれば、お互いの短所も補完し合って、すべての部分で100点のチームが作れるかもしれないからなのだそうです。

短所を補うのは、ボトルネックとなる能力上げる作業。長所を伸ばすのは、最大パフォーマンスを上げる作業。現状のチームの状態と把握して、チームマネージメントをするのが大事だなと。

若手が多くて、「Gitなにそれ?美味しいの?」っていう状態なら、「構成管理とは?開発プロセスとは?」といったボトムを上げる作業をするべきだし、ある程度の基礎がみんなわかっている状態であれば、モバイルできます/フロントできます/機械学習できますという感じで、個々の専門性を伸ばす方が大事だと思う。

チームの今の状態を見て、ボトムを上げるか/最大値を伸ばすか考えるのが良さそう。

サイボウズの開発を支えるKAIZEN文化

サイボウズさんの文化の話は、最近良く見かけるけど、いい文化だなーと思う。対外的に発表ができるくらいに方針を持って、文化を作っているというのがいい。自分の会社/チームの文化について対外的に発表できるのだろうか?と考えると、そこまで強い方針付けがされているわけではないと思う。(チームぐらいまでの規模だったら、なんとかできるかもというレベルかな)

「採用での求める人物像設計」に役立つ7つの考え方

https://hcm-jinjer.com/media/contents/a-contents-3417/

採用にもペルソナ設計して、イメージを持つという手法が使えるんだと発見した記事。確かに、ペルソナを意識して書いてみるというのは非常に有益かもしれない(イメージが強くなりすぎるのもそれはそれで良くない気もするが)

普段使っているIT設計手法もいろんな部分で応用ができるなと思った記事でした。

『Yahoo!の週休3日制』について

https://hcm-jinjer.com/media/contents/b-contents-2983/ http://www.huffingtonpost.jp/2016/10/29/yahoo-japan-work-style-reforms_n_12702582.html?ncid=engmodushpmg00000004

Yahoo!の週休3日制について、2つの記事があったので、メモ。 週休3日制について、少し誤解をしていて、労働時間が減る訳ではないのねという自分の理解の訂正ができた。 あと、興味深かったのがここの部分。

色々なコラボレーションを生むのが狙いなんですが、本当にこれで生産性が上がったのか、イノベーションが生まれたのか、きちんと測っていきたいと思っています。実際の交通量や、会話量などの増加率をいま測り始めていますが、まだ不十分でそこは我々の宿題です。

なかなか、効果測定にまで踏み込んだ記事が少ないのは、効果測定の手法ががちゃんと確立されていないからなのかなーと思ったり。最近、働き方改革って盛んに叫ばれるようになったけれども、いい方向に向かっているのか?の効果測定の議論がなされていない気がして、そこが個人的には不安に思えます。効果測定は難しいとは思うけれど、向き合っていかないとなーと思いました。