どらちゃんのポッケ

R・統計・技術メモなど勉強ログ置き場

なるほどデザイン を読んだ

なぜ、この本を手に取ったか

Kindleセールでかなりの激安だったから。そして、Twitterのタイムラインや関係各所で、良書が激安と話題になっていたことが一番の決め手。

そんな打算的なきっかけですが、デザインまわりの知識も少しは抑えておきたかったので、読むことにしました。激安が購入を後押しをしてくれた感じでしょうか。

よかった

かの有名なノンデザイナーズ・デザインブックの次に読むべきような本だと思いました。 ノンデザイナーズ・デザインブックもデザインはセンスではなく、学習できるということに希望を持たせてくれる本ですが、この「なるほどデザイン」もデザインは努力で学習できるという希望を見せてくれました。

誰に何を伝えるのかを考え、何を際立てるのかを考え、構図・フォントなど全ての部品を意思を持って選択肢するというデザインプロセスがよく分かった。「なにを際立てるのか」という部分は、「大量の次元・ローデータがある中で、どの切り口で分析をするのか」というデータ分析の文脈と近しいものを感じて、「この本の内容って、データ分析や可視化にもあてはまるなー。参考になるなー」と思って読み進めていったら、最後にデータ可視化の章が!!(目次をちゃんと読んでいなかったので、読んでいる途中では最後にデータ可視化の章があるのをしりませんでした)

最高です。

そして、最後のデータ可視化について、こういう話題どこかで読んだ気がするなと思い出した本がこれ。オライリーデザイニング・データビジュアライゼーション。グラフの作り方・可視化の仕方が解説されているので、こちらの本もおすすめ。

あとは、サンプルが多くでてきて、それがとてもよかった。同じ題材を扱っていても、デザイン・見せ方の違いでこんなに違うのか〜と納得させられた。今まで、世に出ている作品を見ても意識してこなかった部分に気がつかされた。この本を読んだ後だと、デザインの意図を作品から汲み取れるようになった気がします(あくまでも本人の感想です)。

デザインをガチでやる機会は、そうそう無いとは思いますが、ちょっとした資料やプレゼン・データ分析の時などにこの本を思い出してから作成すると、クオリティが上がる気がするので、ちょいちょい振り返って参考にさせてもらおうと思います。