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SF映画で学ぶインタフェースデザインを読んだ

SF映画で学ぶインタフェースデザインを読んだ

どんな本?

■ 『SF映画で学ぶインタフェースデザイン―アイデアと想像力を鍛え上げるための141のレッスン』について 最近のSF映画はコンピュータグラフィックスによる特殊効果なしで語ることはできない。また、未来を描いた作品であれば、そこかしこに未来的なインターフェイスが登場する。タッチパネルやヘッドマウントディスプレイなど、現在最新と考えられている技術は、実はほとんどのものが20年ほど前に研究開発されていた。現時点では突拍子もないと考えているSF映画のなかの事象も、数十年後にはあたりまえになっているかもしれない。同書は、『スター・トレック』、『ミッション:インポッシブル』、『マトリックス』など古今東西の膨大なSF映画やTV番組をインタラクションデザイナーの視点から選び出し、最高のインタフェースの実例をSF映画から学び取ること、SF映画のインタフェースを自分の仕事に活かすことを目的としたユニークな一冊だ。

SFに登場する様々なインターフェースを分類・分析をして、実世界にインターフェースを当てはめる場合の注意点とか、考察とかを議論している本。

思ったこと

  • 妄想力・想像力が技術革新には、大事だなーと思った
    • やっぱり、「こうしたい!」と自由に考えるのが、必要なんだなと思った
  • エンジニアをやっていると、技術前提やフィジビリティのあることばっかり考えてしまう癖がついてしまっているので、たまには「技術抜きで、こうだったらいいな」「こうしたらスマートだな」など、まったく技術の裏付けがないことも考えることも大切だなーと思った
    • けども、技術ベースで考える癖はなかなか抜けないから、難しいな・・・
  • SF映画はかっこ良くみせる演出のために、チグハグなこともしている場合もあるので、SF映画を参考にするのはいいけど、トレースはよくない
  • AR・3D立体映像や通信などのインターフェースについて書かれている本は珍しいと思ったし、参考になった。
  • 20年前に思い描いていたことが少しずつ現実になってきているので、今SF映画で描かれていることは向こう20年で実現され始める可能性があるかも。20年前〜現在と現在〜20年後の未来では、前者の方が技術の革新度合いが高いかもしれないが。
  • SF映画だけでなく、日常生活・漫画・小説、ありとあらゆるところに技術革新のためのアイデアや着想は転がっていて、それをいかに拾えるのかが鍵だなーと思った。
  • スタートレックが結構引用されることが多かったけど、見たことがなくて、「スタートレックのホゲホゲの場面で〜」と書いてあってもイメージが湧かなかった。。見ようかな・・・。
    • 最近、小説もまったく読んでいないなー。人としても、エンジニアとしても、幅を広げるために読むかな。
  • SFとテクノロジーの進化はお互いに影響しあっているので、今のoculus riftと触覚系のテクノロジーの流れがSF映画に与える影響はなんだろうなーと思ったり。
  • キャプテン翼を見て、サッカーをはじめる少年が多いように、SF映画を見てエンジニアになりたいと思う少年もでてきたら楽しいなと思ったり